さくらインターネットのVPSとかServersMan@VPSとかこの分野も賑わってきましたね。
今更ですが、そんな私もVPSデビューです。

もっともお遊びで使うならAmazon EC2やRackspace Cloudのアカウントを持っているのでそちらの方が柔軟性がはるかに高いのですが、一定期間以上の運用で当たるか分からないものを抱え込み続けるのは従量課金のクラウドサービスだと辛い。
その点スペックが固定されていてエコシステムも何もない分、安価で定額というVPSサービスはダラダラ続けるのにもってこいです。国内のVPSサービスは上りも下りも転送料がかからないというのが良いですよね。

さて、今回自分が契約したのはちょっとGeekな匂いのするOsukiniサーバーというVPSを提供するSaaSesです。月額450円なので月額だけ見ると国内最安(たぶん)ですが、初期費用がかかるので実質はそれほどでもないです。
スペックもメモリーが512MBとディスクが無駄に50GB提供されているので、クローリングとかデータハウスとして活用できるかも。ネットワークに関してはそれほど遅くは感じません。が、ずば抜けて快適というほど速くもないです。
OSはCentOSがデフォルトで提供されておりUbuntuも選択することができます。このあたりはお好きにどうぞという感じです。さくらのVPSのようにハックしてどうのこうのみたいな動きは少なくて堅実にサービス展開するためのVPSといったかんじ。

固定のIPv4が1つ割り振られるので単体でサービス展開するなら不足は無いと思う。
事実自分もWordPressを入れて動かして遊んでいますが快適というか普通に動きすぎて特筆することは無い感じ;p
IPv4を2個3個と割り当てる事(有料)も可能なので堅実な利用にも耐えうると思います。

個人的には
・回線品質:さくらのVPS 980円/月
・価格:ServersMan@VPS 490円/月
・普通:SaaSes 450円/月 + 6000円/初期費用(半額キャンペーンで3000円)
こんな印象です。
さくらは遊べそうでネットを見ていても回線スペックが手堅そう、ServersManはメモリーが256MBからという変則的な分、価格も安価です。
SaaSesで注意して欲しいのは初期費用がかかる点と月額料金も6ヶ月単位で必要な点。
つまり支払いは半年ごとに2700円かかるわけです。
自分が選んだ理由はここにあって、
半年払いですでにお金払ってるんだから、半年間はがんばって使わないと!!
というつもりでSaaSes選びました;p
他のVPSで長期契約があればそっちにしたかもしれない。

さて、SaaSesですが、試用期間中にも特別制限などは無いようです。
また、試用期間の2週間の間に料金を納めればいいのでその間にしっかりとテストしてください。

最初どうしたらいいか分からないと思いますが、設定報告書というPDFをダウンロードするとその中にIPやらパスワードやらが記載されているのでそれを元にログインしてください。
さくらのVPSのような高度なコンパネは用意されていなくてそれぞれのサーバに入っているWebminから操作することもできますが、基本はSSHです。そう考えるとSaaSesはある程度前提知識がないと利用するのは難しいかもしれません。

褒めてるような褒めてないような感じですが、VPSはあくまでも裏方で主役になるのはその上で動くコンテンツと思えばどこでも良いので契約して使って楽しんじゃうのが正解な気がします;p
そういうわけでLet’s Enjoy