先日行われた大分の恒例行事 Android 勉強会の第6回目にKDDIの方が来て、未だ販売されていない同社のスマートフォンであるIS03とIS06を披露してくださいました。

早速ですがIS03について。

まず特徴的なのがディスプレイのある表面には一切ボタンがありません。
ビックリ!
この写真で見えているようにAndroidには搭載することが義務づけられているHOMEや戻るボタンなどはありません。
ありませんが、実は今時計が見えている部分が“メモリー液晶“と呼ばれる省電力の液晶となっておりロックを解除するとこの部分に戻るボタンやHome、検索などが表示されるようになります。
ロック状態では時計以外にバッテリーや新着も表示されるそうです。

こんな感じ。
物理キーではなくディスプレイの一部がキーになっているので印象的にはディスプレイが小さく見えますが、実はそんなことなく液晶部分のはきちんとWVGA以上の解像度を有しています。

わかりにくい写真で申し訳ないですが、IS03の独自“ベールビュー”というもの。横から見たら見えずらいでしょ。正面から見てると少しだけ暗く見えるので、満員電車や人目が気になる場面くらいでしか活躍はしないと思いますが、欲しいと思っても機能がないと使えないので、こういうのは良いと思う。
あと、結構かわいい;p

デザインに関しては流石にこだわるauらしく、Android標準のUIに比べてセンスは良いです。
別にそのせいで重たくなっているというわけでは無いので、有りだと思います。もちろんベースはAndroidなので自由にUIを入れ替えて使っても良いんじゃないという(KDDI側の)感想。

ちなみにIS06はどれくらいしゃべって良いのか分からないので、一言。
「流石パンテック製だけあって、安価roid」

KDDIの講演として。au one マーケットの説明もありました。
通常のAndroid マーケットとは別にau独自のマーケットが用意されます。au one マーケットに登録する方法は3種類あって、
・au one マーケットにアプリを登録
・独自配信サーバ上のアプリを紹介してもらう
・Android マーケットのアプリの紹介リンクを掲載

こんな感じです。
もちろんau one マーケットで直接配信するのが広告的には一番良いですが、KDDIによるアプリケーションの審査を通過する必要があります。さらに、直接登録するには今のところ法人からの申請にのみ対応するとこのとです。
上の2つはauの通話料金などとまとめて引き落としが可能です。Androidマーケットの場合は今まで通りGoogle Checkoutによる決済をする必要があります・

安心してください。
ちゃんとIS03にはAndroid マーケットのアプリが搭載されていますので、審査がイヤな人も安心です。

これ以外にも気になったのはフェリカ用のAPIも提供予定で、対応端末同士ならデータの交換やアプリの起動なども出来るようになるみたいです。
それ以外に、IS03独自の機能を利用するためのSDKというかAPIセットというか、そういうのはハードベンダーであるシャープが提供する予定だそうです。

Galaxy S(国際版2.1)を持ってる自分が比較してみると
・厚みや重さは確かにIS03の方があるが、持ちやすさではIS03に軍配
・まだチューンナップ途中という事もあるがIS03のコールドブートは4分くらいかかった
・IS03のインターフェイスは携帯のそれに近い。視覚的に分かりやすいが若干重さも感じる。
・発色はGalaxy Sの方が数段良い。
・IS03は表面にボタンがないので、ロック解除の度によこの電源ボタンを押さないといけないのが怠い
・フェリカ/ワンセグ/ベールビュー/赤外線などの機能は後から加える事が出来ないので、サードパーティが自由にアプリを作れるAndroidだと、今後大きな差になる可能性もある。

価格はau価格で2万台という噂を聞いたので、まだAndroidスマートフォン持って無くて、Ezweb使ってて、他社に乗り換える予定のない人は、一度触って考える価値あり!
ガラゲーのUIの複雑さがイヤな人ほどAndroidはお勧めです!