Google製オープンソースWebブラウザのGoogle Chromeですが、高速化とアドオンに対応するという話題が出ています。
まずは高速化。
Google ChromeはGoogleが2年近くかけて開発してきたJavaScriptをネイティブコードに変換することで処理を極限まで早める「V8 エンジン」を採用しています。
このレベルまで来ると正規表現の処理の遅れが目立ち始めたそうです。そこで、その部分を思い切って独自開発してV8に統合するIrregexpという計画を発表しました。
と言うよりもGoogle Chrome 2.0.160に搭載されすでに公開されています。
- 正規表現を中間オートマトン形式へ変換する。この形式は正規表現を自然に表現できるうえに扱いやすく、分析や最適化を実施しやすい
- 最適化する
- ネイティブコードへ変換する。バックトラッキングを使っているが、これは時間がかかるため最小限になるように工夫はしてある。このあたりの実装は今後の課題
via Google Chrome、正規表現を独自実装で高速化 | エンタープライズ | マイコミジャーナル
全然何を言っているのか分からないですが、高速化するというのはこんなにも大変なことなんですね。
次は拡張機能に対応。
これは昔から明言されていたことですが、具体的に5月頃に登場するのではという噂が出てきました。
Google I/Oウェブサイトに掲載された38セッションの中に、「Google Chrome用拡張機能の開発」というセッションがあることに気付いた。
Firefoxと違って各タブが独立しているのでアドオンを作るのが大変そう。それでも対応してくると世界が広がります。
実際問題スペックのやばいぐらい…なPCで作業しているとGoogle Chromeほど頼れる相棒はいません。確かにFirefoxのアドオンはすごい便利なのですが、その分快適さという点は十分なスペックが必要になるのではないかと感じています。
肥大化することなく、シンプルという進化をこれからも続けてほしいと切に願います。