The Ambient Life from Buro Knapzak on Vimeo.

非常によくできた面白いvideoです。

アンビエントライフ…?
アンビエントって何ですか?

アンビエント(Ambient)は英語で「周囲の」、「環境の」という意味。
アンビエント - Wikipedia

おそらく、もっと分かりやすいのは

彼の定義に拠れば「意識して聴くこともできるが、また、無視することもできる音楽」。
アンビエントとは - はてなキーワード

これでしょうか。
彼というのはブライアン・ノーイの事で、最近だとiPhoneアプリ"Bloom"で有名です。

 

一番上の動画ですが、よくアメリカ映画で出てくるような未来の生活といった感じです。

個人的にはこんな未来は実現しないと思います。
だって、どこでもという考え方は規格が統一されている必要があると思います。

さらに生活により近くなると、プライバシーなどの問題からさらに厳密に扱う必要があるでしょうし、自由主義のお国柄からシステムや機能の強化から独自の規格ばかりが先行してしまいそうです。

 

そんな話ではないですね;p

アンビエントライフで提案されている様々なシーンで共通しているのが、人からのインタラクションは限りなく少ないという点です。ボタンを押すというアクションはあるものの、押した後に行われるデータのインタラクションはすべてシステムが行っています。人からシステムというより、システムが自ら人や環境にインタラクションをしているように見えます。

人間にとって有益に。それも、自然に。

 

個人的にそんなアンビエント存在としては「GPS搭載ランドセル」などでは無いでしょうか?
子供にとってはランドセルですが、親にとっては子供の位置情報を教えてくれる重要なツールです。

システムが人をコントロールしているような気にもなりますね。偶然の出会いと思った物事も実はシステムが提示しているに過ぎないとか・・・。

もしも、子供が下校中にちょっと道草を…なんてしようと思ったら、親の携帯に子供がルートを外れたなんてメールが来て、ランドセルに内蔵されたスピーカーから「こらぁ!」なんて親の声が聞こえてくる…そんな未来はどうなんでしょうか?

 

何事もほどほどに。

 

ピーター モービル, Peter Morville, 浅野 紀予 ¥ 1,995
WEB進化論で物足りない方向け
「知的能力」の拡張と進化を幻視させる、メッシュ世界を探る冒険
ソシオセマンティックWEB とファインダビリティについて興味のある方へ
情報爆発下の「見つけやすさ」と「探しやすさ」についての分析試案
インターネットよりイントラネットの方が使いにくい。何が問題なのか?

個人的におすすめな本です。

 

via アンビエントライフのもつ可能性と課題 : could