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見えてきた限界:Googleは消える (1/3) - ITmedia エンタープライズ

びっくりな記事。

GoogleというよりもIT業界全体に関連した記事なんだと思います。

同僚のクリントは、MercuryNewsに掲載されたクリス・オブライエンの記事を参照しながら、「YouTubeなど、Googleの買収戦略はほとんど成果を挙げていない」と指摘する。新規分野に検索広告ビジネスをうまく拡張できていないというのだ。もちろん、そうだろう。Googleの文脈連動型キーワード検索の成功は、ほとんどコマース関係に限られ、サードパーティが検索照会から利益を得るための手段を提供しているに過ぎない。

要するに、会社をはじめた時の分野については圧倒的な技術力に裏打ちされて支配的な地位を築くことが出来ましたが、買収によって手に入れた技術・資産はうまくコントロール出来ていないのではないか。というもの。

 

オンライン広告の効率は非常に優れており、年々増加しそれを証明している。そして、Googleは160億ドル(1.7兆円)もの大金を売り上げている。

 

しかし、その反面Googleは買収したYouTubeから収益を上げるのに苦労している。

IT Fun: YouTubeの利益化

これにも書いてますが、YouTubeの単独での売り上げは2億ドル程度だそうです。

Google全体の収入から考えれば非常に小さいですが、YouTube自体が小さいかと言えばそうではない。オンラインビデオ配信プラットフォームとしては他を圧倒しているのに関わらずだ。

そんなGoogleブランドがクールなのは、同社がいまだにギークの集団によって経営されているからだろう。しかし彼らは数学に長けていても、スマートなメディアマーケティングという点では、いまだに信頼できるパートナーさえ見つけていない。ここでMicrosoftに1つアドバイスしておこう。 Avenue A | Razorfishは手放すべきではない。彼らは有能なマーケティング専門集団だ。昨日読んだAdvertising Ageリポートによると、MicrosoftはAvenue A | Razorfishを売却するかもしれないという。もしそうなら考え直すべきである。

圧倒的な技術力で裏打ちされて企業。

SonyとAppleみたいな関係でしょうか?

 

モバイル検索の分野に触れていますが、何回読んでも意味が分からないので割愛。

AndroidがWindows Mobileの二の舞になるから、Microsoftはモバイル検索をあきらめろ。これのどこがGoogleのすごくない部分なんでしょう?

 

Googleの未来のプラットフォームはどこにある? GoogleはWebの新しいプラットフォームのビジョンを明確に示していない。Androidはモバイルプラットフォーム以上のものではないだろう。少なくとも、まもなく登場するものに関してはそうだ。Googleのコアプラットフォームは「情報」だと述べたが、彼らは検索や検索キーワードに関する自社の情報についてはまったく明らかにしていない。

未来のビジョンが見えないのは確かに気になります。

でも、MicrosoftがOSを出すのとは訳が違う。Googleがすることは全て他の会社がまねすることが出来る。その点やっぱり規模の違いなんでしょうか。

 

トラブルの兆しは他にもある。「GoogleはSECに提出した資料の中で、AOLに対する10億ドルの投資が減殺されたとしている。どうやら投資は失敗に終わったらしい」とクリントは言う。検索と検索広告は大ヒットしたが、Googleがメディア会社であったならば、もっと大きな成功を手にしていたかもしれない。

AOLの失敗もGoogleの責任に転嫁されてますが…まぁ10億ドルの投資を受けて何も出来なかったのでは。

 

自分がGoogleを使い続ける基準は、相手が機械的だからでしょうか。

そんな未来のGoogleが好きです。